ヒメニウムが足りない

色々やりたい

パトレイバーは3>2>1の順で好き

anond.hatelabo.jp

表題の通りです

パトレイバーはアーリーデイズ、TV版1期、劇場版123、実写の劇場版(首都決戦)を視聴済みです

つってもアーリーデイズとTV版は内容ほとんど覚えてないから突っ込まないでね

 

でこういう順で好きになった理由としましては

自分はロボアニメを口実に自分の好き勝手なコトをやりだしちゃう系アニメが好きなんですよ

ロボットそっちのけで幕末時代劇おっぱじめる銀河烈風バクシンガーとか、始まってから1クールの間ヘリとリムジンしか相手しないで楽しいたのしい珍道中やることに全力な銀河疾風サスライガーとかですね

そのあたりの好みに当てはまるのが2と3というわけです

劇場版パトレイバー2は始まってから最終局面を迎えるまでパトレイバーの出番らしい出番もなくただひたすら押井劇場とでも言えるような哲学的な長台詞が続き、緊張感モリモリで非常に楽しい

最後のロボ戦を除けば退屈せず画面に没入できる面白さがある

最後の最後でロボットアニメの呪縛から逃れきれずにガンダムじみた戦闘を始めちゃうのだけは難点だけども、その点を除けば、いや除かなくても満点以上の出来だと思っている

その証拠に首都決戦というセルフパロディという名の二番煎じモノですらちゃんと面白く出来ている

 

で、パトレイバー3ことWXⅢなんですけれども、これは本気でパトレイバーそっちのけの話、よく「○○(シリーズ名)じゃなくていいじゃん」という批判があるけれど、まさにそれに当てはまるような作品ではある でも面白い

序盤中盤はまあ伏線撒き散らすだけのお話だから割とどうでもいい いやちゃんと見ておかないと最後のカタルシス効果が半減するんだけどさ というかこの作の監督(高山文彦氏)は中弛みする展開が多いから放っておいてほしい

そして、最後の10分だけで言えばパト2を遥かに上回る出来だと思っている

逆光から満を持して登場する出てくるイングラムのかっこよさは他の劇パトにはないもの(SEがおかしいことには目を瞑ろうね!)だし、わざわざあのBGMをあそこであの相手に流す陰湿さ(褒めてる)は他の監督に真似出来ない点

怪獣の最期の時の悪趣味な(褒めてる)演出、断末魔、更にヒロインの最期は究極の鬱エンドだと思う(褒めてるって)更にボツ案が酷いのなんのって 流産オマージュとかやるか普通

スタッフロール前最後のカットもパト1、2にあった清涼感とは無縁の陰鬱極まりない、何も解決してないような終わり方がまたたまらない さすがガンダムポケ戦の監督だぜ!

結論としてはカタルシスという要素ではぶっちぎりでパト3がナンバーワンです ですがトータルバランスで言えばやっぱり最後以外全部楽しめて、あんまり鬱っぽさを引きずらずに済むパト2かな…となるわけです 好きなのは3だよ ぼかー高山センセの信者だから

 

パト1はどうだったかって?あれはなんというか普通のロボットアニメって感じがしてあんまり…

仮に人に進める機会があったらパト1だろうなとは思うんだけどね…

尖ってる2と3と比べるとどうも1はパッとしない感があって余り好きではない

個人的にいい意味で普通のロボットアニメの劇場版なのが気に入らないだけなので、いきなりパト3から入るよりは健全だと思います

そう言えば俺、最初に見たパトレイバーは3だったな…

 

以上です