おーはいまーく
見てきました 以下感想
この映画の文法の理解には以下が役立ちます
結論から言うと結構面白かった カルト的な人気があるのもわかる
ウィソーの棒読みって不快感があまりないんだよね 常軌を逸した棒読みも慣れてしまえばただの怪演
あとこれは個人の感想ですが、そこそこ程度ではあるけどジョニーに感情移入してしまった なんかブチギレジョニーくんの情けなさが自分とダブってしまって 実際俺最近ずっとあんな感じで…昇進の話はまったくないけど…誰からも好かれてないし…
そういえばディザスターアーティストのブチギレジョニーくんの演技もみたけどやっぱりちょっと動きにキレがありすぎるね 元ネタはもっと冴えない動きしてる 素人のブチギレモードの動きってのは冴えないもんだ
キャラクターについて
ジョニーことトミー・ウィソーは伝説級の演技 下限を突き破っていくスタイル でも上記の通り不快感は小さいのが人気のヒケツか 人間としては同情されるべき人物 描写が全体的にペラッペラな分、これと言ってジョニー自身はヒロインや友人たちに対して問題行為を働いていないため、ヒロインの売女っぷりがより目立つ
別にマーク以外の既存友人とは揉めてないのに「みんな裏切り者」とか言っちゃうのはマジギレアンド鬱の時あるある ソースは俺
ヒロインのビッチは謎の魅力持ちの魔性の女扱いなのに外見が下の中なのは予算の都合があるからまあ仕方ないとするにしても… キャラクターとしてはえげつないくらいの性悪女 こんな売女現実創作問わずなかなか見ない印象 本編からすら「ソシオパス」呼ばわりされてますからね(おそらく作中で出てくる一番むずかしい単語)、すごいと思う 演技?微妙…そりゃウィソーほどじゃないけどお世辞にも褒められたものじゃない つまんない棒演技って感じ これが多いと辛い
デニー わけもなくりんご食ったり、わけもなくドラッグを使ってみたり 裏設定としては精神に矢を受けているらしいが…なんかパッとしない 変な子って感じですね
マークはあまり語ることがない 比較的まともな役者が劇中にしてはまともなキャラやってるから まあでも狂った作品なのでビッチに誘われるたび健忘症炸裂させたり、ついカッとなって友人を殺しかけたりそれなりに狂ってはいる
ババアはたしかに演技はまともだが発言は割と支離滅裂 会話の終わりに必ず同じことをやるので案外主要キャラ扱いなのかもしれないがどうなんだろう
メガネは空気 NCのレヴューで存在を抹消されるだけあるな
誰も触れないから触れておくとクリスR(金返せって言ってくる不良)の演技は割とまとも 発言も支離滅裂ではないので貴重なまともなキャラクターですね でクリスRのR って何?モンティ・パイソンのエリザベスLのリスペクトか何か?
お話について
時系列がわからなくなる 多分3日かそこらの間の話だと思うんだけどいまいち整合性が取れてない気がする まあ駄作界の市民ケーンとか呼ばれる作品にまともな整合性を求めるだけ無駄な気はするが… 2020/03/14追記 2回め見たんですけど、劇中のセリフに「来週金曜パーティをやる」みたいなのがあったので、約2週間くらいの話っぽいですね お詫びして訂正します
でも3日かそこらの話だったら(表面上)はラブラブカップルだったジョニーとアバズレがたった3日で浮気祭りの挙げ句の崩壊って展開急すぎでは?と思うけど
あと濡れ場がすげーダルい 長いし笑いどころはへそ姦くらい…しかも4回だか5回もある…
10mくらい遠くから見ればそれなりのシナリオではある あのツラあの演技で街の人気者扱いのジョニーには無理こそあるが、ヒロインのゲスさはそれを凌駕するレベルで、同情心が湧く
近くから見れば上記の時系列の話やら突然ラグビーやりだす展開やら10分かそこらで外に出たり中に入ったりケーキ食ったりして落ち着かないパーティやら何かしら狂っている
まあでもツッコミどころ満載なのでちゃんと文法を理解して見れば爆笑モノですぞ
総論
個人的には市民ケーンより好きだし面白いと思う あれよくわかんなかったので
あのアバズレを除けば不快感のないキャラクター、至るところにツッコミどころが隠されもせず配置されている点、愛すべきバカ演技等々…(ある程度文法を理解している必要があるが)かなり面白さがわかりやすい
まあ悪いところは山程あるんだけど、それが全部オモロに昇華されてしまうのがこの映画の強いところ 昇華されないのってダルい濡れ場とビッチの演技くらいだと思ってる
今の所出せないという話らしいですけど、日本語字幕付きのDVDまたはBDが出たら買います そして友人に無理やり見せます 濡れ場は飛ばすと思うけどこれは布教する価値のある作品だと思っている
おすすめ!みんなもヒューマントラストシネマ渋谷にGO!!!
どうでもいいこと
ST185型のセリカが写ってます 懐かしいですね
時代背景的にも結構な旧車ですがなんでなんでしょうね
テーマ曲は割と好きです クソゲーのBGMは優秀なんて故事がありますがクソ映画にもそれが適用されるとは 濡れ場のBGMも安っぽくて嫌いじゃない
あとスプーン上映の場合で「フォーカス!!」ってカメラマン叱るシーンはわかんなかったっす ただカメラがガタガタするカットが何個かあるのには気づいた
NCの動画で出てきたカス汁映画ロードと呼ばれた遠景カット、本物もそうだったし、映画の方が2.5倍位長かった 本当にロード時間みたいで笑ってしまう
今年はなんか日本肺…コロナウィルスの影響でイベントが中止に次ぐ中止 なので「~~行った」系ブログが減ります そこの穴埋めに映画感想記事を出していこうかと思ってます
ということで今年見た映画ランキングを最後に発表していこうと思います 記事書いてない映画もあるのでその辺は短評書く感じで
感じたままの評価なので、別にザ・ルームより下だから駄作とか、最下位だから駄目とかそういうわけではないです
1位 | メイドインアビス 深き魂の黎明 |
2位 | メイドインアビス 旅立ちの夜明け |
3位 | ザ・ルーム(NEW) |
4位 | 王立宇宙軍 オネアミスの翼(NEW) |
5位 | メイドインアビス 放浪する黄昏 |
4位王立宇宙軍について…作画はいい、演出もいい、音楽もいい、声優も良い、やってることも途中までは悪くない だが最終的にこれらの具材をまとめる技術がわずかに足りてない印象 オチも宇宙行けました~はともかくエヴァとかイデオンとかみたいにバンザイしてぶん投げちゃったのはちょっといただけない 超高級素材をふんだんに使った結果できたのはマックのチキンフィレオでしたって感じ まあ美味しいけど…美味しいけど!!みたいな
他はブログ書いてるので遡って見て(雑対応)
こんな感じでやってく予定ですヨロシクオネガイシマス